糖質制限をしている方にお勧めのMCTオイル
よっしーは重症の糖尿病患者で、本来であれば1日4回のインスリン注射を一生続けなければいけない体だと主治医から宣告されました。
しかしインスリン注射をやめて糖質制限を始め、3年以上が経過しています。すでに出てしまっていた糖尿病合併症も改善傾向で、主治医も安心して経過を見守ってくれています。
そんな糖質制限ライフに欠かせないのが、MCTオイル(中鎖脂肪酸)です♪中鎖脂肪酸というのはココナッツオイル等に多く含まれており、太りにくい上、体内で血中ケトン体を増やします。
MCTオイルは中鎖脂肪酸100%のオイルで、ボトルに入ったMCTオイルもバターコーヒーに入れたりして活用していますが、このカプセル状のMCTオイルは持ち運びに便利なので併用しています。
MCTオイルを使うとケトン体回路が回りやすくなる
私たちが体内でエネルギーを作り出す時、食事から摂取した糖質を分解してエネルギーとする「解糖系」という回路をメインに使っています。
夜間など、長時間糖質が体内に入ってこない時は脂肪やアミノ酸などを材料に新たに肝臓や腎臓で「糖新生」を行い、必要な糖を作り出すことができます。
普通に糖質を摂取している生活だとこの「解糖系」「糖新生」の2つの回路を使い分けているんですけど、実はもうひとつ「ケトン体回路」という回路が存在するのです。
このケトン体回路は、自分の体脂肪をエネルギーとして使っていく回路です。ヒトになぜ体脂肪があるのか、女性は妊娠出産に備えて男性よりもかなり体脂肪が多いことなどを考えると、本来ヒトは解糖系ではなくケトン体回路をメインのエネルギー回路として使っていたはず。
でも、現代のようにたっぷりの糖質を1日に何度も摂取するような生活では糖質が余っているので、常に解糖系回路が活発に回っています。
必要のないケトン体回路はほとんど使われることがなく、いざ必要になったとき(遭難するなどして飢餓状態になったときなど)にはうまく働かないかも…というわけ。
MCTオイルを摂取したり、短時間の断食を行ったり、糖質制限を行ったりするとケトン体回路が回りやすくなります。
MCTオイルそのものは油なので、これを大量に摂取すればどんどん痩せるというものではありません。あくまでも「体がケトン体回路を上手に回せるためのキッカケ、潤滑油のような役割」をするものだと思ってくださいね。
ただし難治性てんかんなど、痩せることが目的ではなくとにかく血中ケトン体濃度を上げる必要がある方の場合は話は別です。この場合は積極的にMCTオイルを摂取する必要がありますね。
ココナッツオイルとMCTオイルの違いは?
ココナッツオイルに含まれる油の約60%が中鎖脂肪酸です。つまり残り40%はそうではないわけですね。それに対してMCTオイルは中鎖脂肪酸だけを抽出したものなので、100%が中鎖脂肪酸です。
ココナッツオイルには独特の甘い香りがあり、加熱しても大丈夫なので焼き菓子などにも使われることがあります。MCTオイルはほとんど無味無臭ですが、加熱調理には使用できないのでドレッシングの材料にしたりすることが多いです。
ココナッツオイルはケトン体を作る作用が長時間じわじわと継続しますが、MCTオイルは強い作用が比較的短時間で切れると言われています。
このようにココナッツオイルとMCTオイルにはいくつかの違いがありますので、目的に応じて使い分けるのが良いのです。よっしーは両方使っていますよ。
糖質制限をするだけではなかなかスムーズにケトン体回路が回らない方はいらっしゃいます。その際は朝のコーヒーにココナッツオイルとMCTオイルを足してみるのも良いと思います。
ただ混ぜるだけでは油っぽい不味いコーヒーになってしまうので、ブレンダーできちんと混ぜてあげましょう。
1カプセルに1gの中鎖脂肪酸が含まれています
カプセルの大きさは約2.6cmとかなり大きめですが、ソフトなジェルなので飲みにくいと感じたことは特にないです。
1カプセルあたり1gの中鎖脂肪酸が含まれています。その他の成分は含まれていません。カプセルは牛ゼラチン、水、グリセリンからできています。
目安として、1度に3カプセルを1日5回までと明記されています。ケトン体回路を維持するためなら、そこまで大量に摂取する必要はないと思います。よっしーは朝起きた時まず1カプセル飲む習慣にしています。
カプセルは旅行や職場に持参することが出来るので、何かと便利ですよね!普段はオイルそのものを利用し、外出時にはカプセルタイプを持参するというのはいかがでしょうか。