重要な働きを持つビタミンC
ビタミンC(アスコルビン酸)はヒトの体内でとても重要な役割を持っています。ビタミンCが欠乏すると壊血病になり、皮膚や歯肉から出血が起こり貧血になって体が衰弱することは以前からよく知られていますよね。
しかし、そこまで極端なビタミンC不足まで行かなくても、体内でビタミンCが不足気味になるといろいろなところで影響が出ます。
目の水晶体のビタミンCが不足すると白内障になりやすくなります。誰でも加齢とともに白内障になりやすくなりますが、十分なビタミンC摂取で予防できるのであれば素晴らしいですよね。
副腎で各種のホルモンが作られる時にも、ビタミンCが関係しています。ビタミンCが不足しているとこれらのホルモンの合成も十分にできませんよね。
コラーゲンの合成にもビタミンCが必要なので、不足すると肌が老化します。またビタミンCは鉄分の吸収を良くしたり、ビタミンEと合わせて摂取することにより動脈硬化の予防・改善効果があるとされています。
ヒトは体内でビタミンCを合成する能力を失った
多くの生き物は体内でビタミンCを合成することができます。下の図はビタミンCの真実様のサイトからお借りしました。
グルコース(ブドウ糖)を元にしてビタミンCが作られることが分かります。もともとビタミンCはグルコースだったので、両者の構造は非常に良く似ています。
このため、ガン患者に厳しい糖質制限をさせた上でビタミンCを大量に点滴すると、ガン細胞が大好きなグルコースと間違えてビタミンCを食べて死んでしまうというわけ。これが高濃度ビタミンC点滴療法です。
しかしヒト・サル・モルモットだけは進化の過程でどういうわけか体内でビタミンCを合成する能力を失ってしまいました。
ビタミンCが欠乏すると壊血病になることからも、決してヒトの体にビタミンCが不要になったわけではないことは明らかです。ではなぜ?
この理由についてはいろいろな説があるのですが、ビタミンC研究の第一人者だったライナス・ポーリング博士は「人類は脳を守るためにビタミンC能力を失ったのではないか」と考えました。
ヒトの脳は巨大で、大量にエネルギーを消費します。脳はケトン体もエネルギーとして使用できますが、グルコースも使用します。
ビタミンCの材料はグルコースなので、ビタミンCの合成に大量のグルコースを使ってしまっては脳がエネルギー不足になる危険があるわけです。
だからヒトは脳を守るためにビタミンCの働きのうちいくつかは他の物質に代用させ、体内で大量のグルコースを使ってビタミンCを合成するのをやめることにしたのではないでしょうか。
もともとヒトは、マウスのように穀物を食べることを前提とした体に進化していません。したがってグルコースを大量に摂取する前提はありませんので、グルコースを節約するためにビタミンC合成をやめたのだとしたら納得がいきますよね。
大昔はまだ、ヒトは植物性の食品少々から摂取できるビタミンCの量だけで何とかやっていけたのかもしれません。しかしビタミンCは「ストレス」や「喫煙」などにより大量に消費されるそうです。
大昔のご先祖さまにはなかった、現代人ならではのストレス。ストレスが大量にビタミンCを消費するようになった結果、多くの現代人がビタミンC不足に陥っているのでは…?
1gあたりの価格は他の商品と比べてどのぐらい安いの?
この商品は1kg入りで価格は4304円前後。1gあたり4.3円ぐらいです。では今までに購入した別のビタミンCと比較するとどうでしょうか?
21st CenturyのタイムリリースタイプのビタミンCは1g110錠入りで744円前後、1gあたり6.8円ぐらいです。同じ量あたりで比較すると、やはり安いですね~♪
タイムリリースタイプの錠剤は持ち歩くのに便利ですし1回飲めばゆっくり長時間溶け出すので良いんですけど、こまめに飲める状況なら粉末のアスコルビン酸がもっとも経済的で良いかもしれません。ちなみに2.26kg入りの商品もあり、こちらはさらに割安です。
サラサラの白いパウダーで、小さじにすくって口の中に入れて水で流し込むんですけど、味はかなりすっぱい!!!です。でもすっぱいだけで妙な味は別にないので、大人なら大丈夫かと。
NutriBiotic社のアスコルビン酸は100%医薬品グレードのビタミンCで、たくさん飲みたい方には最適かと思います。よっしー宅では息子たちや夫は朝晩にタイムリリース型の錠剤を飲み、よっしーは粉末をこまめに飲んでいます。
ビタミンCは水溶性ビタミンなので多めに摂取しても尿の中に排泄されます。しかしあまりにも大量に1度に摂取すると下痢などの副作用が起こることもあるそうです。
よっしーは毎日4~5gぐらい飲んでも全く下痢は起こりませんが、心配な方は少しづつ試してみてくださいね。